伊春の夏休み

快晴の朝、繁華街を歩きながら恐竜博物館へ行く。鉄道駅やバスターミナルから市内バス1番で西方面に水上公園で下車する。
恐竜の化石が大量に出る地区は、ここから更に200キロ以上北の嘉萌、というロシア国境を挟んだ黒龍江の南岸の街にある。この博物館は伊春市の自然と歴史を展示しているので、恐竜の巨大な復元骨格に見とれながら二階に上がると、右の展示室が抗日を讃える空間だったりもする。展示品にいくつか間違いを見つけたけど、ここは煽るような残虐モノは無かった。

のんびり川沿いを歩いたり、火山弾が庭石のように配置された公園を歩いたり。

深呼吸して田舎の夏休みを満喫。
街をうろついた末に一番地味な看板を掲げた床屋へ入る。
店のオバサンの訊いてくる言葉に適当に相槌をうって、電気バリカンの散髪と顔剃り(痛い)で4元(60円)。最後に頭を洗ってくれなかったのが格安の理由かも。人には繁華街のオシャレな理容室をお勧め。散髪5元くらいの。

昼飯に牛肉水餃と米飯を喰う。餃子とご飯を一緒に食うという習慣があまり無いようなので、誤解のないように一品頼んで来てからご飯を頼む事にする。テーブルに来るまでオカズの量が判らないという事もあるし。水餃はプリプリして美味い。

宿に戻って読書と昼寝。

夕刻から日没にかけて、また街歩き。昼間はギラリと太陽の強さを感じるけど、夕方になると空気が冷めていく。気温差が大きい。日没の時刻も山間のせいか7時ちょっとで暗くなる。他の街より1時間以上早い。

交通量もそう多くないし空気も好い。夏訪れるには好い街だと思う。

テレビを点けると軍の設立80周年特番で、7~8局ソレ関係の番組ばかりでグッタリ。だからミュージカルにするのはやめてくれ。