前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ハルピン歩いて

朝まで熟睡。外に出たら宿の向かいの建物は旧ロシア領事館だった。ハルピン市内も旧跡を記した古い建物が多い。母子の乞食がいつも居る旧日本領事館前の碑には日本語表記もあった。


朝から黒龍江省博物館へ行く。入場料10元。一階は書家のトゥ散木の作品展示。二階が自然と生き物。恐竜の化石から、なぜか省内には居ないパンダの剥製まで。


マンモスの化石展示をカメラに写したら、シャツをめくってる腹出しオヤジも一緒にナイスショット。エアコンも無い施設の証。
向かいのスペースに歴史展示。石器時代から国家形成の時代を5.6ブロックに分けている。気になる渤海国時代の説明と展示もあった。なぜか最後の近代で少数民族の風俗展示品が数点、微妙にされている。


線路を越え北側にあるハルピン観光のシンボル、ソフィスカヤ聖堂院を視に行く。巨大なショッピングセンターから回ると建物の全貌が見えた。他の古い建築物が塗りなおされているかなで、これは好い感じの外観。







正午の時報と共に横の噴水広場が音楽に合わせ噴き上がる。手前の路線バスのボディにツインズの『冰紅茶』広告を視る。ショッピングモールと渋滞と色とりどりのラッピングバス。世界中どの都市の景色も一緒に見える錯覚もあり。先日テレビの討論番組でやたらと「全球化~」と言ってたのは、グローバル化の事だった。


石畳が磨耗している中央大街から松花江沿いのスターリン公園へ。岸辺は水浴びする人々も、遊覧船やボートも多い。前回来たときに露天でペットを売っていた地区まで、河沿いに歩く。


日陰で涼をとっている人の波がとぎれない。河を跨ぐ鉄橋は鉄道の為かと思ったら、端を人が歩いて渡れる、でも手前に「軍区」って看板が……

堤防の欄干に腰掛けて河を眺めて休む。
左側に若いパパが幼児と一緒に座る。男親が子供の面倒をみている光景は、これまでもあちこちで視た。日曜ということもあってか、若者のデートも多かった。