前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

反博の置き場所

マニアエキスポ展示品

暴風雨一過、曇りのち晴れ。久々青空の下で労働。


「人類の進歩と調和」の屋根を突き破って建っていた太陽の塔は、周囲の建物が解体された中で今ぽつねんと記念公園に居る。
自分は未だ小さいヒトだったので、大阪万博のはっきりした記憶が無い。父親が吸っていたのか、万博マークのハイライトとか、若い伯母が万博へ行って来た土産を祖父の家のガラスケースから視たような、曖昧な断片映像も怪しい。
HP「スマイルゼロ元」にデカイ太陽の塔の画像を飾ろうと思ったのは、肉眼で視たアレがエジプトのピラミッドよりも遥かに驚いた存在だから。
数年前からの巷の大阪万博リスペクトの動きは、身近な消息筋から聴くのみ。サイトではこのブログと違って説明無しでモニタからはみ出る画像を並べて居る。でも検索サイトが拾ってくれないので、消息筋にお願いして万博の文献から説明文を作ってもらった。


直接、70年の万博熱を浴びなかった者が語れる話は少ない。それでも記憶はイロイロ脚色されるものだし、悪くない立ち位置だと思う。当時の「反博」運動は、反国家プロジェクト+平和運動と連動していたらしい。公害問題への言及も少々。あまりにこの運動の記録が少ない。語れるヒトは自分の主義主張もしくはアートが連帯してた、かのように文字に纏めるしかないからかも・・・などと不毛な憶測は止めて、サイトに反博の断片を貼ることを考える。
古いメディアからイマジンが流れる時、ヒロシマナガサキのイベントが伝えられる時「いつも平和を祈ってる」平和運動に参加し続けている、という共同体の錯覚が在る。その外側で居心地の悪い自分が居る。



グラフNHKの広告より S45年6/15日号