前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

アメリカの「人道的」軍事主義

情報を選択して自分で考えるという、基本のことが実は難しいと最近改めて思う。メディアの偏向よりも、個人の偏向がメディアを選ぶ。

アメリカの「人道的」軍事主義―コソボの教訓

アメリカの「人道的」軍事主義―コソボの教訓

一昨日から読みはじめて停滞。日本では9・11以降、アメリカ帝国の犯罪を告発する知識人として扱われているチョムスキーは、国家の犯罪行為を現在と過去、系統立てて語っているが、これを読んだ後の広がりがあるのだろうか?イラク戦争で同じ口実を使われた分、無力感を増す。お気軽単純漫画のような波及力すら持ち得ないマニアな商品なのか。実際自分が語って欲しい類の内容を語ってくれる(だから読む)、実話のはずのそれらが数万人単位の死傷者として積み重ねて語られると、読んでいる途中で感覚が麻痺してくる。


知識人と愚者との溝は深い。
我々は歴史に学ばない、という事を学んだ という小話があったな。