前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

曇天のやや寒い一日。今週から街に当然のように新品の社会人や学童が多く観られる。


最近日替わり現場で毎日通勤路が違う。今日降りた郊外の駅前は、都心からそう遠くもないのにカントリーティストの風景。自分が生まれ育った処は更に田舎なのに、東京暮らしがなまじ長くなると、落語に出てくる江戸っ子レベル並の、笑えない「田舎を蔑む」神経が出来てる。ここは電車で都心までそう係らないわけだから、買い物〜イベントなど選択肢は豊かで、うちの田舎とは田舎の階級が違う。


街の商店が寂れ、郊外のディスカウントストアと冠婚葬祭のセレモニーホールと大型パチンコ店のみ存在感がある類の『地方の時代』。それは形を変えて都心でも斑状に在る。


家族・会社・郷土・国家などへの、帰属意識もしくは愛情等が周りと比較して、自分は極めて希薄なのはなぜかと時々思う。
育った土地の目の前が太平洋で年中風が強い、人並に見知らぬ土地に憧れてたのは子供までの話。特別面白い環境でもない。


帰属意識はネガティブな面ばかり拾ってしまう。朝青龍に嬉々として座布団を投げる大人にはなれないが、この国に生まれて充分幸せであることは言える。国内に居て他国へ吠えるのは爬虫類の脳で足りる。田舎暮らし信仰や国際人なる者も詩人に近い。