前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

クマにあったらどうするか

クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人姉崎等

クマにあったらどうするか―アイヌ民族最後の狩人姉崎等

昨日から楽しい本をゆっくり読む。「大きいクマは安全」説とか意外な話満載の、クマを師匠と仰ぐ老猟師のインタビュー本。軽装でクマを追う山の歩き方の生活の技の数々、解体して解る動物の生態と、迷信と合理性と祈り。ただ本の編集が妙な感じで重複する箇所もある。これから読み返し。


文字通り、崖から落としたりして育てた優秀な猟犬との強い信頼。たまたま猟に連れていかずに帰ったら、自宅の家畜を「連れて行かなかったあてつけに」全て噛み殺されてたりする話など、愛憎の絆が凄ご過ぎる話も多数・・・・・・・。


読み終わると、丁度「ラジオ深夜便」で昆虫と森の話題、奥本大三郎氏のナイトエッセー。以前ご自身の著書でも、昆虫採集を非難しながらゴルフ場開発推進で森を壊す風潮を問われていたが、本日分は森林保護レンジャーの県民縄張り意識を問うラジオエッセー(2日目)だった。
害虫駆除として森に撒かれた薬品の空中散布が虫を殺し、あるいは狂わせ、植生を壊し、野生動物の餌が無くなっている悪循環を、老猟師もインタビューで語っている。