前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

新ロシア紀行

新ロシア紀行―見たこと、聞いたこと、読んだこと
60年代初めに留学経験がある著者が2003年の短期旅行でソ連時代を振り返りながらロシアの現状の経済を中心に視察をする。
著者は長年日本共産党の仕事をしてきたので、本書での旧ソ連批判が例の「うちはいつも批判してきました」発言に聴こえてしまう。
6章教科書にみる20世紀のロシア史教育
今のロシアでソ連時代の歴史記述は面白い。衛星国への軍事介入やアフガン侵攻の歴史も見事に反省の色無し。
他国の歴史認識をどうこう言えない、今世紀になっても米軍の爆撃を速攻支持する日本国のにんげんだもの。 


膨大な数の分厚いインタビュー本『ソ連と呼ばれた国に生きて』を読み返す。ソ連崩壊間もない旧ソ連邦の住人たちの声を翻訳している。民族、職業さまざま。いつかは潰れる近代国家はすべてフィクションであり、団体名個人名も架空のものですと言い切りたくもなり。
■現在下記のサイトで『過去の仕事から』に貴重なインタビューがUPされて読めます。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~iwakami/index.htm