前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

映画省以下

VCD上映はランダウン ロッキング・ザ・アマゾン』(The Rundown2003米)
米国映画にはもう疎いので、主役の黒人が元人気プロレスラーとか全然知らなかった。B級というよりハリウッドの娯楽映画ですな〜という無気力感想。


二本目は007の20作目ダイ・アナザー・デイ』(2002年作品英米
バスが走り始めて3時間目くらいから道が悪くなり、TV画像飛びまくり、夕方から再上映。バイン・モンゴル州の景色を視ながら、北朝鮮をマンガ形式に扱う映画を観るのは不思議なものだ。007は冷戦時代の遺物かもしれない。


三本目は『2046』(2004年香港)
豪華キャストを煮込んで溶かしてしまったやうなもの。ラブシーンをチラチラみながら山の遊牧民の暮らしを窓越しに視る。日没前の峠を降りるくねった道の景色を観ながら、キムタクの棒読み日本語を聞く不思議。




サイラム・ノール湖の手前で遅い昼休憩。ウルムチで働いている青年と話をする。
道路沿いは電線が走っている。観光客用と実際の暮らしのゲル(テント)が斑に点在する。下りからは名産の蜂蜜の直売が並んでいた。夜10時でも日は沈まず。平地になってTVは音楽VCDに。高原紅の「次仁拉索(ちりらそ)」を延々流す。グズグズのディスコ調音楽。各少数民族の衣装を着た若者達が仲良く踊るビデオクリップに疲れで目が痛くなる。これは後にラサでも流行していた。


日没直後23時ようやくイーニンに着く。
街を見ながら歩いて旧ソ連領事館だったホテルへ行く、がフロント表示はドミトリーなし。口頭で確認せずに場違いな高級ホテルを後にする。繁華街に戻っていつもの招待所探し。ここイーニンではすんなり宿へ入れなかった。それでも二人で二泊という条件でもあり、二軒目では思案のうえに色々あって結果投宿叶う。


数年前に政府側でいう暴動があった土地柄もあり、公安への申請など「招待所」側としても外人は歓迎できないのではないか。かといって高いホテルへ泊まるのは最後の手段にしたい。
今はイリカザフ自治区ではあるが歴史的因縁も消えていまい。
ウイグル通サイトでの苦言も読んで、
滞在の間は周りへの言動行動に気を遣った。


屋台で遅い晩飯。砂鍋、辛いというより痺れる。喰えずに愉に食べてもらう。学生2人が外国人向け観光ガイドのプレゼンに来る。ウルスビールを帰りに買って宿へ帰る。