前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

写真家集団マグナム

昨日分に書いた世界報道写真展、カザフのロケット解体写真を撮ったJonas Bendiksen「ジョナス・ベンディクセン」のプロフィールがマグナム日本支社のサイトに載っていた。作品も観れます。
http://www.magnumphotos.co.jp/index.html
そういえば展示してある説明プレートにマグナムの名があった。若手候補生だったっス。


昨日観た写真美術館の催し写真はものの見方をどのように変えてきたか 第二部 創造
写真の登場とともに、写しこまれてきた対象がどう変わって来たかについての展示。
初期は絵画芸術を真似て、被写体に意図するポーズを取らせて写している。昨日分に載せた19世紀末から流行した着色ポストカードなどもその類だろう。
ブルジョア様が屋敷の使用人にコスプレさせて撮ったりもしている。
そういえばルイス・キャロルもこの流行の最先端だったのかと。


やがて、同時代をストレートに撮る作品が出始める。それは報道と重なる。
1918年のブラインドと首から大きなプレートをかけられた女性の写真「ブラインドウーマン」などは上の階の報道写真展に繋がるだろう。
33年日本でも「屑車で眠る少年」という重い作品も撮られている。同時間軸でヌードや前衛アートの風も吹いている。この辺までは大金持ちのヒネた道楽の臭いがする。


ロシアのアートが異常な緊張を持っていた頃の対外宣伝グラフ誌USSR 建設のソ連邦の1933年出版号があった。想像より大判、B4以上?スターリンの(SE:どどど〜ん!)見開きページを開いてガラス展示。


イカ使い(中古)の友人に以前教えてもらった写真家で、キャパとマグナムを設立したアンリ・カルティエ・ブレッソンの作品が2点展示されていた。『決定的瞬間』または『逃げるイメージ』で有名。偶然と構図の妙。同じ空間に展示されているマン・レイなど不条理が屁理屈になっているシュールレアリズムとは対極で同質なのか・・・?
http://www.uazg.hr/likovna-kultura/Bresson.htm←大きい画像で作品15点見れるところ。