前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ラジオ感謝の日

町田忍コレクションより

本日、東京のラジオ局ニッポン放送に朝から日没の番組まで「久米宏」が出まくり。ラジオの外回り伝説の名中継を語り継がれている久米宏(60歳)が、古巣TBSではなくこの局で出演ス。久米宏をパーソナリティの師と仰ぐ「うえやなぎまさひこ」との生放送対決が聴き応え有り、得した休日になった。
うえやなぎ氏は理屈で敵わない久米に子供のような悪戯を仕掛けたり、街角中継で食堂のオバサンに「わきの下がいい匂い」とか息を荒げて言う、危ないひと=久米宏に容赦ないツッコミを入れたりと、新旧ラジオアナウンサーの不思議な話芸に酔いしれる。
マイク乗りの好い音がする靴を履いて中継したりとか、隠れた技術にヒザをうつ。
暫定003こと三宮麻由子の感想が聴いてみたい。


内輪ネタが生理的に嫌いな自分が、ヌルイ誉め合いに陥りそうなこの状況で、お互いの能力の限界を引き出そうとする意地悪な二人の掛け合いに、至福の時間を過ごす。


少年時代に観たクイズ番組*1などで久米宏は「頭の回転の速いひと」だった。TV報道番組ニュースステーションは初期(初代コメンテーターが良質)しか観ていない。
後に保守政治屋が毛嫌いするほど、反権力な放送とは思えなかった。筑紫の23同様に、平日の生活にルーチン化した「社会不満のガス抜き」番組と感じていた。


しかし今日のラジオ放送で久米宏をよい距離で観れた。
ブログという発信機でこんな感想を伝えることにも感慨在り。
ブログもラジオに近い媒体かもしれぬと自惚れてみる。←御批判歓迎。

*1:ぴったしカンカン」2001年香港旅行時に香港版クイズミリオネラが流行っていた。司会はみのもんたじゃなく、若い頃の久米宏似の司会者だった