前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

江戸川乱歩展

しのぎ易い気温の中、池袋東武で開催中の乱歩展へ知人と行く。


短期間の開催で、休日のために午前中から混み合っていた。BDこと少年探偵団のOBさんが沢山来るのは解るけど、何故か女性客の方が多い。家族持ちで自分の書斎を持てない男性客の心情を察するに、もはや心のアジトも荒らされた気分か?否。ここに来れるだけ幸せかも。
愛国とは卑怯者が逃げ込む最後の砦。と言う名言があるが、愛国を猟奇に置き換えてもなんだかサマになりそうだ。半券で近くの立教大学脇の乱歩の秘蔵の「蔵」も見学できる。重い扉から一歩分内側にあるガラスを通して覗き込む感じですが。


関東大震災をはさんで、同潤会アパートのような文化住宅やフォード車の円タク、映画や浅草オペラ、カフェーが華やかに怪しく登場する時代。そんな中で乱歩は探偵を登場させた。
明智年表をみると建国直後の満州から帰ってきたりもしている。
初期の公衆電話を「自動電話」と呼んでいた。今のケイタイをなんとする?小出信宏社の怪人二十面相双六(スゴロク)が面白い。
�「怪しい乞食」�「印度人」〜�「怪しい博士」・・・


ドラマの明智小五郎の歴代配役で伊武雅刀の名前を発見。このドラマの小林少年役は誰だったのか妙に気になる。天地茂のパネル写真も懐かしい。昭和の顔だな。


当時のラジオドラマが会場で流れていた。有名な主題歌「ぼ、ぼ、僕らは少年探偵団♬」の番組スポンサーCM「養命酒」にズッコケる。お年寄りから子供までラジオを聴いて楽しんでいた時代なのだ。


江戸川乱歩と少年探偵団 (らんぷの本)
関連商品コーナーで2002年秋に弥生美術館で開催された同名の本,江戸川乱歩と少年探偵団を購入。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
何故か事件も起きず無事見学後に、タイ料理店で遅いランチ。池袋は街ぐるみで乱歩のイベントをしている。池袋を長年徘徊する自分も、乱歩が創ったキャラかと錯覚。