前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

最低気温31度記念

(注)今日だけ兼高かおる口調
今日は旅先にまつわるお食事の話をお聞かせしますの。ええ。
食の話と夏バテとは関係ありませんでしょ?
マリー・アントワネットも可哀相に・・・
「パンがなければクロワッサンを食べれば」なんて言ってないんですって。
でも、今考えても当時の腹ペコヤングの憎悪を煽る最高のデマですわね。
クロワッサンを食べたために給食のコッペパンに怒りを感じた
当時のお子様もいらっしゃるみたいですけど。


以前、シリアのダマスカスでブレインサラダいただきましたの。
これ、英語の日常用語で「おバカになっちゃう」とか、そんな意味で使うようですわネ。アメリカ人ですもの何も断らなくても解りますわよね?羊だか山羊の脳をボイルした具をサラダに載せてテーブルにドンと出ました。意外に大きかったですね。ちょっぴり塩味でしたけど、裏返して葉脈みたり「養老ごっこ」して楽しみましたの。「脳が脳を認識して味わう事は」とか・・・


エジプトのカイロで食べたコシャリも思い出深いですわね。今考えると、あれは地元のファーストフードだったのかもしれませんね。マカロニと豆とお米が混ざったケチャップ味の、とってもお安い食べ物でした。南アフリカから来たユダヤ系青年と行きましたら、大変喜ばれましてね。でも宿に帰ってからが大変でしたの・・・奴、いえ彼がペットボトルに入れてたワニの子供が逃げ出しましてね!あら、御話がそれてしまいましたね。


香港の2001年はちょうど日本式=日式メニューが大流行でしたのよ。日本のご当地ラーメン店もビックリするほど林立してましたけど。ファーストフードの大喜楽で、食パンを穴開けてカレーをぶち込んだメニューとかを日本式とかおっしゃられてね!普通の食堂でも日式カリー飯なんて頼んだら、甘口カレーライスに長いソーセージが縦にのって出されましてね・・・。危うくPTSDって症状になりかけましたのよ。薬膳粥専門店は実に良ございました。夏は特に体によさそうですわね。


食べ物の話ばかりしていると「夜と霧」を思い出しますわね。え、夏の風物詩「戦争の記憶」ですか、それも他所の国のが無難で御洒落ですわね。


最後に楽しい話をお一つ。
皆さん「旅行者の朝食ISBN:4163584102して?
ロシア語同時通訳者でエッセイストの米原万里さんのご本ですの。
タイトル名はソ連時代に生きたロシア人には共通の「感情」を呼び起こすとか・・・
原因は、「旅行者の朝食」というラベルの缶詰のお味が・・・
大変、とても独特だったとか。ええ。
日本人の学校給食体験みたいなものなのかしら?


無論この物語はフィクションです。
兼高かおる女史はもっと綺麗な日本語を話してました