前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

「日本と原発 4年後」

渋谷ユーロスペースで観た。
自主上映そのものが脱原発運動です。 │ 河合弘之弁護士監督 映画『日本と原発』『日本と再生』公式サイト
311前から日本で原発訴訟に長年チカラを注いできた河合・海渡弁護士の愛嬌ってなんなんだろうと。司法は三権分立なんて名ばかりで人事や評価が怖くて簡単に「国策」と寝る慣習があるわけで、勝ち目が見えない困難な訴訟に、果敢に立ち向かうおかしなふたりの存在がいま頼もしい。河合弁護士の胸ポケットに付けてる昆虫のブローチはキャラ立ち戦略なんだろうか。


小雨の中の上映回で、客が少なかったにもかかわらず、河合弁護士がアフタートークをされた。今回の続編は、原発容認派の方にもインタビューしたり、分かりやすいアニメーションとか入れて中学生が視ても原発の問題点が分かる様に作ったとのこと。新垣隆氏のテーマ音楽が素晴らしかったので、ラストの日本の原発立地映像のところは長めでもカット出来なかったとのこと。
原発問題全般に危惧を持っている一定層が、空いた時間でお金を払って観ていると思うけど、中立的な立場の人があえて長編ドキュメンタリーを見にくるとは思えない。やはり長くても10分程度の細切れ動画の方が伝わりやすいと思う。
海渡弁護士のトークも面白いので、お二人で311以前の注目されなかった苦労話、泣ける話などノーカットで聞きたい気分。