前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

炊き出しボランティア初参加。

去年ビッグイシューの販売員さんと知り合いになってから、近場でホームレス支援をしている団体に一度参加していみようかなと、

去年読んだ 森川すいめい著

漂流老人ホームレス社会

漂流老人ホームレス社会

池袋での活動を知ったNPO Tenohasi(てのはし)の隔週土曜炊き出し活動に参加してみた。
http://tenohasi.org

昼前からの調理下準備から、現地での配給、撤収して片付けまでおおよそ3工程の詳細は上記HPに分かりやすく丁寧に書かれている。



この弁護士ドットコムニュース 体験記事も参考になりました。
東京で一番おいしい「炊き出し」はどんな味?人見知り記者が「ボランティア」してみた - 弁護士ドットコム


玉ねぎ、人参、じゃがいも、大量に包丁で切りまくるのは新鮮な体験で、玉ねぎ切りが終わってしばらくしてから目に染みてきたという謎のタイムラグも、筋肉痛が二日後に来るという老化言説と同じなのか否か。
土曜休みの日にまた切りに来たい。自宅で玉ねぎ人参を少量切って調理する日常は逆に物足りないかも。来るべき関東大震災にはこんな大量の野菜が外から届けられるのだろうかという心配もあり。


今回は自分と同じ初参加が多かった中で、長年やって来たチームの経験から調理の細かい工程から現場で配給の人の分担までが、それぞれの役割の中でとても考えぬかれている動きだなと、それでも現場で改善の余地をベテラン、新人問わずに意見を聞いてくれる敷居の低さに恐縮。公園での活動紹介では様々な生活困窮者の支援活動も知る。


しかしサンシャイン外の公園は不思議なところ。


巣鴨プリズンだわ、A級戦犯の処刑を思っての平和の礎なのか、
道を挟んでの乙女ロード、というかBL好きな腐女子が溢れて蠢いてるし、
公園奥には手造りダーチャが何棟と猫が、
そして普段は色々なところで気配を消して生活している(せざるを得ない状況に追い込まれてる)人達が整然と列をなしている。その南には外国人観光客がバスツアーでよく御利用されてるホテルと。重ならないはずの世界が同時にある。


食事配給前に衣類の無料配布は狭いスペースの中でちょっと乱雑だったけど、
今回は160〜180人前後の人達が野菜汁ぶっかけご飯を2度並んでおかわりしてくれたとのこと。
公園から撤収してからの片付けも、普段より参加者が居たのでベテランの指示で早めに終えられた様子。片付けが慢性的に人手不足らしいので、次回以降は仕事帰りに寄ろうと思う。