昔のヒーローをリメイクするなら

先日の東京マラソン2012の仮装ランナー写真をWebで見、十字架を背負ったイエスキリストとか、その中にライダーマンに扮した人がっ。他のヒーローと違ってクチの部分が生身で開いているのが、走り易かったので選んだかも。でも一番カッコイイはずのパワーアームにスイカが付いてたりする。

ツイッターでは変身前の結城丈二botが、定期的に当時のセリフを発している。
「俺はタヒチから」って何だろう？と思ったら、東映まんがまつりで上映されたXライダーのキングダーク最終決戦で4人のライダーが世界中から駆けつけた時のセリフらしい。前番組で敵ミサイルと共に死んだはずが、タヒチで生き延びていた設定だったのか。しかしライダーマンの暗い過去とミスマッチなトロピカルっぷり、めちゃめちゃ暗い特撮ヒーロー物「人造人間キカイダー」が昔ハワイで放送されて今でも愛され続けてるエピソードを思い出す。

歴代ライダーの造形で一番好きだったアマゾン。仮面ライダーシリーズでは異端で、メカニカルな改造人間ではない古代文明のチカラを授かっている。2000年に平成ライダーシリーズのクウガの世界設定と案外遠くない。アマゾンは古典映画ターザンを変身ヒーローに入れた様な設定だったけど、ここ数年ブラジル映画祭で視る作品クオリティの高さを知ると、世界輸出されているブラジルのTVドラマでリメイクしてくれないかなぁと夢想したりする。征服者のカトリックと西アフリカから奴隷として連れて来られた黒人の精霊信仰が混ざり合ったカンドンブレ、ギリシャ神話のようなオリシャ信仰を新アマゾンの世界観に入れたら、濃密でドロドロした絵になりそうだし。

愛の戦士レインボーマンはボリウッド映画でリメイク希望。豪華絢爛な映像が期待できる、問題は3･11以降の現代社会で「死ね死ね団」の立ち位置が希薄なこと。