前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

広告に轢かれて

TBSラジオ アクセスのバトルトーク当日テーマが、昨今の広告についてだった。

編集者の柳瀬博一さんと「広告」について考えます。
日本の総広告費は2年連続の下落。
あなたは、何かを買うとき、広告に惹かれて購入することが多いですか?


柳瀬氏は時折出演する文化系トークラジオ Lifeでも、紙媒体の大手出版社がWeb上でのビジネスモデル途上(儲からない悪戦苦闘ぶり)について、諸事情絡めた説得力のある話をされている。
久々に番組掲示板を読むと、圧倒的に「私は広告なんかに騙されてない」自慢が多い。番組側のテーマ設問の仕方にも問題があるけど、自ら自由な選択肢を持っていると思い込んでいる時点で、広告媒体側の勝ちだと思うのだが。
どうもテーマの意図が残念な浅瀬に座礁した感あり。それでも放送中のリスナーからの電話出演と意見は思ったよりもメリハリがあって良かった。番組構成は流石。スポンサーに恵まれない不思議。





ラジオを聴いていると否応なしに80年代に流行った曲がかかる事が多い、時を経ても当時感じたマヌケで薄っぺらな感を引きずる。情報誌やカタログ雑誌全盛期だったと思う。技術革新と細かなマイナーチェンジで発売される新製品、バブル期のイメージ広告、10年くらい素材を寝かせた後で見れば笑えるんじゃないかと思って、一時は雑誌も数冊保存していたけど、今は茶化す気にもなれない。
新聞記事の七割近くが官公庁や民間企業の発表をそのまま載せているだけ、という。企業の新商品がメーカー広報の情報だけで作られていたような雑誌も、似たようなものだと思えば・・・まぁ。
日本の大手マスコミが飼い馴らされている好例のTDL中継や特集を見ると、ペンタゴン主催のメディア従軍ツアーを想起。騙すも騙されるも境界がない日常、〜とはいえ。
オリンピックでの大手広告代理店の仕事ぶりには疑念を持つ納税者は多い、石原都知事の責任はもちろん、冬季長野からさかのぼり金の流れを公表すべき。