前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

原子力安全・保安院

何度目かわからぬ引越しを終えて、一応落ちつく。
先日まで住んでいた古いアパートの台所には先住者が置いてったガス給湯器が付いていた。入居してすぐガス業者が開栓に来た時に『古い型なのでガス漏れの危険があります』と注意された。給湯器にガス管はつながっていないし、不動産屋へ連絡して外して撤去するのも面倒なので、使いませんと言って使用禁止のシールを貼ってもらった。
半年ぐらい経った頃、ガス定期点検の訪問を受けた。その時も給湯器に関して同じやりとり。
一年経たずにまた点検訪問のお知らせが郵送で来た。訪問予定日が居るはずもない平日昼なのとあまりに頻繁なので無視したところ、しばらくしてガス器具買い替えのお願いが郵送で来た。要は古いガス湯沸かし器を物理的に撤去しない限り要注意人物・監視対象になるらしい。簡潔に言ってくれりゃ外したのに。


秋頃からラジオCMでご家庭の古いガス器具買い替えキャンペーンが流れはじめた。ガス会社からのお願いかと思いきや、提供は『原子力安全・保安院』と仰々しい名称。頭の中はいつもの通りいらぬ妄想が膨らむ。
不必要な地デジ化振興みたいな全世帯の台所オール電化をもくろむ電力系の団体か?もしや個別訪問でガス器具から小型原子炉に強制的に買い替えキャンペーンかっ!仮想敵こと隣人向け核抑止力?新手の安全保障サギ?き、き、気になる!


検索したら原子力安全・保安院(NISA)は、経済産業省の一部門だった。担当は原子力から電気、ガス、鉱山の火薬まで手広い。
それにしても原子炉からうちの台所まで、保安ひと括りは無理じゃないのか?
省庁再編って、こういふ処は直さないなぁ。埋蔵金も見直し隊。