前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

世論は操作されるのか スピンドクター

NHK BS世界のドキュメンタリー四月放送の番組から
 権力とメディア(後編) Lord of Spin 「世論は操作されるのか」 ARTEフランス2004年 wiltonfilms


この番組で紹介されるスピンドクターとは特定の政治家に雇われて働くメディア対策の専門チームのこと。米英仏露、ポーランドの選挙戦。コソボ空爆NATOイラク戦争までと、彼らがどう活躍してニュースが配布されイメージ誘導で世論操作がされたかを映している。特に各国の選挙CMは面白い。もう内容が濃すぎて3度見返す。
TV討論では諸問題の解決策を話さず、耳に心地いい選ばれたフレーズを連呼した方が勝ちだとか、2ページ足らずの選挙公約・マニフェストを読む有権者は少ないので、あえて示さずテレビのニュース番組(内容)を裏で買ってしまう事例など。記者会見での一日数回の情報公開は、メディアに新ネタを提供することと政策への疑念を先に摘み採る意味がある。
日本の記者クラブ制は特殊なケースだとしても、かの国民は民度が高いとかいう幻想はこの番組の後では笑い飛ばされる。