前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

21世紀博物館UENO

世界遺産ナスカ展 アンコールを観に上野のかはく(国立科学博物館)へ。去年から全国を廻って戻って来た最後の展示、クロージング直前に招待券が手元に流れてきたので。去年電車の広告コピー『なー、スカッとするだろ』を見て、馬鹿にされたよな記憶はアリ。
ナスカの文化は日本の弥生から古墳時代と同じ時期とのこと。
底が丸い壷や人形など動物の神々がのたうって、不思議ちゃんなキャラクターが多い。『猫かぶってんじゃないよ!』心の中で叫ぶ。


静岡県立美術館サイトでの展示品画像



階級によるものなのか、子供が成長する途中に頭の形を矯正する風習があったのが驚き。頭蓋骨が斜め後に延びて変形している。痛そう。痛いに違いない。戦争か病気かアタマの外科手術痕も怖い。眼球が残っていた子供のミイラ実物もあり。


ナスカ展の目玉という、横長巨大スクリーンでの空から視る地上絵のCGバーチャルツアー・・・
やっぱりリアルを突き詰めると居心地が悪い。人の眼球・入力システムは性能が上がらないのに、遠近・全方位にピントが合っているよな高画質に固執されても、現実からどんどん遠ざかって『退く』。


かはく常設展、日本館(味のある旧本館)企画展示室では『雷龍の王国ブータン
2階【日本人と自然】09 ほんの少し前の祖先、江戸時代のミイラ に会いに行く。あの時の臭気は無い。
3階の海竜 フタバスズキリュウも視る。
ヒトはまったく欲張り過ぎだ。


道を挟んで東京国立博物館の平成館での特別展は高齢の閲覧者が沢山居て・・・。本館の常設展示から民俗資料 アイヌ琉球の部屋を視る。展示品は少ないけど樺太アイヌ、ウイルタ、ニヴヒの小物やアイヌのイクパスイ・イクニシがあった。ここは忘れられた20世紀展示か。