前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

牡丹江から延吉

牡丹江の長距離バスターミナルは当日切符しか売っていなかったので、早起きして宿を出て6時半発の延吉(ヤンジー)行きに乗る。走行距離310kmで約5時間。燃料費3元。事故保険1元を足すと50元を越える。それでも日本円で800円しない。


時々客を拾ったりするけど、密閉された車内ではエアコンの調整が雑でノドをさらに痛める。車内のVCDは連続ドラマ3本分とお笑いライブ集。日本に居てもどちらも視ないけど、今回の旅でお笑い番組アレルギーになりそう。キンキン割れる音量をなんとかしてくれ...。


黒龍江省から南東に吉林省朝鮮族自治区へ入ると、平原の景色から変わって、山間と河岸を細かく縫う様にバスは走る。通過する村の表示が漢字とハングルの二重表記。そういえば車内の会話も半分くらい朝鮮語っぽい。途中の小規模な町の看板もハングルが踊る。


延吉には正午前に着く。5時間の拘束を解すように宿探し。そう立派そうもない賓館のフロントで試しに訊くと150元と言ってくる。100近くまでは値下げ可能な感触だったけど、毎日10〜40元クラスの処を泊まり歩いていると3桁にはもう抵抗がある。道を挟んで向かい団地奥の旅店へ(清潔・豪華と看板に)。
窓がある狭い個室20元にする。


南側の鉄道駅周辺を歩き回って、市内バスで河の北側にある賑やかな繁華街へ。朝鮮族の聖地「長白山」登山観光の拠点らしく、観光地独特の看板や建物のネーミングが目立つ。海外直通の飛行場もあるので韓国・日本観光の手配や留学、語学学校の看板もいくつか。
にしても、犬肉料理店の看板にゴールデンリトリバーの顔写真を使うのはどうかと思うぞ。