前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

命もピンハネ

『デモクラシー・ナウ!』で、米国の民間軍事会社ブラックウォーター社の詳細なルポBlackwater: The Rise of the World's Most Powerful Mercenary Armyを書いた特派記者 ジェレミー・スケイヒルを迎えて放送の回を視た。(左アンテナに貼ってるサイトからweb映像で視れます)
キリスト福音派共和党の関係は聞いていても、アムウェイの後継者とブラックウォーター社の経営者は親戚関係とか、ハリケーン災害でも派遣で儲けて、更に会社が災害義捐金を募った話とか・・・。イラクでの民間人虐殺の話から、ペルーの特殊部隊を安い日当で派遣している話まで、他のテレビ番組とは違ってたっぷり時間を掛けて話をしている。放送時には米アマゾンで書籍ノンフィクション部門2位の売り上げ。


イラク派兵は泥沼の死傷者を増やして失敗だろうが、彼等『人材派遣』会社の経営者や仲間の政治家は儲かる。
ヒトが仲介業で生贄にされる時代が来るとは。



カナダの作家で活動家のナオミ・クラインの演説を初めて字幕つき映像で視る。反グローバリズム・ブランド企業批判など書籍で感じるような堅い印象は受けない。
演説内容も比喩など最小限で聴き易く説得力もある。ネオ社会主義を少し見直した。古い文句ばかり延々と使う日本の革新系も参考にしたほうが...。