前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ガラパゴス諸島での2年間

ナショナルジオグラフィックCHから録画分を視る。
綺麗な映像シーンだけを集めただけの動物番組ではなく、島に住みながら動物の生態を記録する一家と取材チームの2年間のドタバタを、一時間に凝縮した感じ。

陸イグアナの交尾から、危険な活火山ふもとでの産卵〜地熱を利用した孵化直後に、鳥や蛇に捕食される珍しい映像も。2百歳くらい生きるゾウガメの交尾での泣き声とか。海では様々な形をしたサメなどが泳いでいる。
保護区の動物は人間を恐れない、それはディズニーマジックが利かないメチャクチャな実況中継。キャンプでの食事時などは、いろんな動物が集結して、突かれ鳴かれ噛まれたり。人や機材や荷物も被害が。陸イグアナは黄色いモノに執着して、舐めたり噛んだりテントを登ったりと不気味なシルエット。太いムカデがテントに侵入したり、鳥につく大量の吸血ダニに全身を喰われたりと心労も多い。溶岩が固まったような海岸での大波は台風中継のよう。海中で動物が魚を獲る映像を撮ろうと海に潜ると、好奇心旺盛なアザラシの群れにダイバーは襲われイジリたおされる。衝突しそうな泳ぎやら、足ひれを噛んだり、ケーブルを噛んだり引っ張り遊んだり。


番組のラストで一番撮りたかったという、巨大な魚群にさまざまな動物が突っ込んで喰らい合うシーンが壮絶。海中ではペンギンやアザラシが縦横無尽に飛び回り、水面近くではペリカンやら鳥のくちばしがナイフのようにブスブスと落ちてくる。なんという混乱。