前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

アフガンの少年 バーミヤンの大仏の上で

The Boy who plays on the Buddhas of Bamiyan
ナショナル・ジオグラフィックCH 制作:SEVEN ART PRODUCTIONS


バーミヤンの破壊された石仏近くの横穴に住む難民家族の一年間。ミールと呼ばれる8歳の男の子を中心に、夏から翌年春までの暮らしを撮られている。90分強の番組のなかで、暫定政府の式典のシーンが多い。9・11の事を難民に語らせるのも妙な感じ、「アメリカの大きな4〜5階建てモノが壊されて沢山死んだんだって」報復でアフガン空爆タリバン退治には納得してます旦那、みたいな誘導がヘン。やっぱりアフガンの山岳民族には日本人に風貌が似ているひとも多い。


『平和の犬』DOGS OF PEACE
アニマルプラネットCH 制作:story teller Media Group MM


アフガンのカブール近郊で訓練されている地雷除去犬とパートナー(ハンドラーと呼ばれる)の日常。4組の試験風景からベテランの実践までを取材。番組で語られている通りイスラム社会で犬のイメージは悪いので、この重要な職種が差別の対象にならないことを願う。ジャーマンシェパードの子犬からボール遊びでハンドラーと馴れさせて、地中に隠れている地雷からの火薬の微量な匂いをかぎ分けて、知らせるとボールが貰える、という条件付けが基本の訓練。地雷の前で慎重にする服従訓練が難しい。ニュージーランド旧東ドイツから指導員が教えに来ていた。通常の対人地雷は犬が足で踏んでも爆発はしないらしいけど、取材時点で約200匹中の4匹が作業中に死んでいるという。アフガン全土に埋まっている推定1千万個の地雷を除去する作業は気が遠くなる、しかもタリバン攻勢のニュースも頻発している。


偶然のミスで録画されてた「デモクラシー・ナウ!」日本放送の第一回を見る。
アメリカ発の独立系人気番組とのこと。日本語サイトでも番組のひと枠コーナー分が字幕つきでまるまる視れる。日本での放送は隔週らしい。タイトルはベタだけど期待の番組だと思う。http://democracynow.jp/index.html
ゲストにたっぷり話してもらうラジオな流儀が好い。