選挙だワッショイ！マニアが教える選挙のすべて

選挙だワッショイ!―マニアが教える「選挙」のすべて

選挙のしくみと楽しみ方、やさしい雑学本といったところ。
立候補に要する供託金は"泡沫候補"対策の章で、前から気になってた問の答えになるような文に当たる。面白いけどこちらの曲解もあるので直の引用は止めておく。

選挙に立候補するために収める高額な供託金(都知事選だと三百万円)について、有効投票の一定以上獲得しない限りは没収されてしまう泡沫候補の生活を勝手に心配してたけど、高額化の原因と裏技があった。供託金が安かった昔にある団体が立候補者を林立させて、公費から支給される選挙活動費用（膨大なハガキとポスター制作費用・選挙カー運用費などの諸経費）の横流しがあった。当選するつもりのない候補は、他の候補へもろもろ転売も可能ということらしい。

でも、東京都選管の資料を検索したら、今現在その裏技は無理なよう。
【　以上それぞれに要した経費を基準額に応じ公費で負担する。ただし、供託物が没収されない候補者に限る。】

もちろん泡沫候補全員がそういう商才感覚を持ってるいるとは到底思えないんだけど・・・。
「俺様ＰＲ」な政見放送や広報を「心の闇」で片付けるのは楽だけど、売名にしろ案外儲かる広告なのかとも。