前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

チャイナ・ベア・レスキュー

ケーブルTVの録画分からアニマルプラネット放送Moon Bears Journey to Freedomを視る。罠で捕獲したクマを身動きが出来ない狭い檻に入れて、腹にチューブ(カテーテル)を刺し込んで高価な漢方薬の胆嚢を日々絞り摂っている中国各地のクマ牧場(2000頭以上)から、交渉して買取り四川省成都にあるAAF アジア動物基金のリハビリ施設で面倒をみる活動が紹介されていた。現在200頭+α


視る前に覚悟してたショッキングな映像は(思ってたよりも)抑えられていた。本来は許せないだろうクマ牧場の飼い主と握手シーンなど挿入されていて全体に穏便な感じでもある。地域住民への理解と啓蒙も活動の重要な一環なので、これは必然だろう。センターで働くスタッフの顔ぶれは欧米系と中国人の半々くらいに見える。世界中の動物保護・愛護団体も主張が違う。救出するべき数が多く病状も重いので保護するより安楽死を主張する外部からの批判もあるという。確かにコストは高くついている。クマ牧場(工場)から買い取る交渉で、相手側がこちらの心情につけこんで何度も値を吊り上げたり、頭数を変えたりしてくる。


いきなり香港明星カレン・モクが映って、運動支援のチャリティコンサートや現地の施設を訪れた模様が出てくる(上記AAFサイトから2004年記事へ飛んでKaren Mokをクリックすると詳しい記事あり)。小学生達の支援活動など若い世代の動物愛護の広がりに繋げてもいる。


番組の最後に制作「EDB Singapore」(シンガポール経済開発庁)と表記されたのも違和感。中華圏の文化戦略の一環なのか?
時折「●●人はサイテー」みたいな煽り素材に使われてしまう動物虐待や愛護運動の難しさを語る知識は自分にはないけど、アンテナに貼ってる「さよなら じっけんしつブログ」ぴかりいさんの本家サイト◎をおすすめ。