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- 作者: 片山龍峯
- 出版社/メーカー: 片山言語文化研究所
- 発売日: 2003/06/01
- メディア: 単行本
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フクロウからカエルまでそれぞれの動物神が自らを唄う物語に、所謂「アニミズム」とかのあやふやな定義では括れない、人間から視た自然への愛憎のようなものを感じる。動物から人の作った道具までそれぞれ「魂」をもっているという世界観は広く知られてはいるけど、それぞれの動物神に良い悪いキャラ、好き嫌いがあるのは正直安心もする。
漁を手伝ってくれる(とされる)シャチが海の神様では一番で、クジラは獲物(天からの授かりもの)というのも以外だった。山ではウサギ・川ではカワウソまでが気紛れに人間を化かすと思われてるのもご愛嬌。フッサフッサ。