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近隣の図書館で借りて読む・聴く。
- 作者: 谷本一之
- 出版社/メーカー: 北海道大学出版会
- 発売日: 2000/03/25
- メディア: 単行本
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楽器や歌から和愛折衷(和人とアイヌの混合)を読んだりするのは新鮮。落語でしか知らない都都逸からアイヌの恋愛歌に変わっていく話も面白い。
大切な熊送りの儀式は絞め木を使う伝統の各種、図版や資料などで詳しく解説されている。動物を殺す時に外に血が流れるのを嫌うのはシベリア文化圏の民族に共通するものだとか。
資料音源CD付き。20世紀初頭のロウ筒での現地採録は流石に聴き難いけど、当然ながらどんどん録音技術が良くなっていく。貴重な樺太アイヌの戦前戦後の録音を主に各地の神謡(ユカラ)・恋歌・子守唄・巫女のトゥス・五弦琴トンコリ〜
樺太「喉鳴らし レクッカラ」は初めて聴く。90年代に現地録音されたシベリアとカナダの先住民の「喉鳴らし」も同時収録。まだまだ知らない歌唱法があるもので嬉しくなる。