前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

何なのかって言われても

20世紀の妖怪の正体―共産主義とは何なのか (WONDER X Series)
荒俣宏責任編集、写真イラスト満載のムック本。ソ連崩壊から約五年後の平成7年刊。数年後に中央線沿線の古本屋で見つけて購入したもの。


以前はこの本にも紹介されているロシア・アバンギャルドから文革ポスターまで、いろんな意味で痙攣に似た喜びを持てたのだけど、今現在は退いて視てしまって自分の飽きっぽさばかり残る。ただ面白がるのも不謹慎だし。
●●主義者とか、〜イストとか地上に実在しない人格の名称や蔑称は無数にあるけど、客席から見る「共産主義」には面白くて悲しい芸風を感じる。
「ホントは皆んな良いひと」スタジオジブ●的な世界観は生理的に合わないけど、その病んだ理想を啓蒙する人がひとりもいないと案外寂しいかもしれぬ。