前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

今日だけバトルケニア

NHK BS世界各国の人気番組を紹介する「ネクスト」ケニア編を見る。首都ナイロビのみが大都会の別世界、貧乏旅行者が沈没する快適ライフもあると聞く。サファリが売りの広大な国立公園しかイメージが無い国。国内のテレビ普及率など肝心のデータがやはり無いらしく、公用語スワヒリ語と英語の番組は、人口が密集している狭い都会でしか視られていないとも推察。テレビは国営1局と民間3局から紹介された番組は四本。
金曜夜放送の若者向け情報番組Grapevine グレープバイン」 
民間の音楽番組「GOSPEL HOUR ゴスペル・アワー」 
家庭〜社会問題を再現ドラマで視聴者に問う「Je! Huu ni ungwana? こういうのってどう思う?」 
報道〜情報バラエティ「Tazama! タザマ!」 


ゴスペル・アワーは宗教歌だけではないフツーのMTV。ノリもいいし映像も凝っているので日本で番組を買って放送希望。「タザマ!」の人気コーナーという「職業交換」は毎回違う職業の二人が一日だけ相手の仕事を体験する企画。アバウト&デンジャラス。紹介された回では鍛冶屋と美容師(ほんとにやってる)、他にも「獣医と〜」とフリップで紹介されたけど大丈夫か?


「こういうの〜」再現ドラマ番組の紹介された回は「夫の意地悪姉妹と耐える嫁」だった。内容は万国共通でも、この番組ダイジェストの感想をケニア出身のスタジオゲストにふった途端に面白くなる。
妻は羊や牛何頭と交換で「買う」モノなので、嫁ぎ先では文句が言えない、とか。離婚は難しくて夫と死別した後に再婚しても、その女性が死ぬと初婚の相手の墓に一緒に埋葬される、とか。各民族の言語もシキタリも違うので、日本の嫁姑戦争のスケールでは考えられない事も多い模様。
日本語が堪能なケニア出身の男性二人と留学生女性の話し方には、フツーの日本人には考えられないだろうけど、といったニュアンスもあり。


ネクストこの番組の冒頭で司会の小池栄子が、知り合いにケニア新婚旅行イイ!って勧められてる。と言った「高度」からの落差。サファリパークに新婚さんを乗せた気球が落ちたようなスタジオトーク。それ視てガッツポーズする俺もダメ人間。