前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

なんまいなんまいだ〜

先日、初めて行った近隣の小さな図書館で前から聞きたかったCD集を発見して気絶寸前になる。こんな時〜都市型貧民の幸せを実感。脳内は狂喜カーニバル状態で、冷静を装いカウンターへ借り手続き。間をおいて今日から聴き始める。
「また又日本の放浪芸 」節談説教(ふしだんせっきょう)
 
また又「日本の放浪芸」

はてなキーワードに内容の詳細あり。


昭和40年代から俳優小沢昭一がビクターのスタッフと日本中を旅して、地方で生きる「芸人」達を取材記録したドキュメンタリーレコード全集(1974年/昭和49年発売)のCD復刻版。このボックスにはCDが六枚。仏教の教えを庶民に説く説教の歴史を長年研究している関山和夫氏(この企画にも協力している)の著作を読んでから、一度は生で聞きたいと思っていたのでこの小沢昭一の有難い仕事に思わず合掌(存命ですが)。
若かりし小沢昭一のナレーションによると、説教節と節談説教は同じではないとのこと。二つとも派生した中で日本の語り謡いの芸能に影響を及ぼしているのは確か。話芸を極めて人気を集めていたこれらを、明治期になって仏教界から、節談は「チョンガレまがい」浪花節モドキと軽蔑・糾弾されて勢いを失ったとのこと。


ロクデナシ葬式仏教め。近代の高尚面に拳を握り締める事多し。