前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

美麗新世界

2002年夏発売のS.H.E.のサードアルバム「美麗新世界」を先日中古で手に入れる。横長のケースを開けるとCDと付録VCDが並んでいる。冊子に写る三人の写真は狙っているのかレトロ風に見える。収録曲のうちアルバムタイトルの「美麗〜」と最後の「魔力」しか聴いた事がなかったので、当時の娘さんたちの曲の芸風が分って面白い。最初の「美麗新世界」オープニングでは女性の声で日本語のナレーションが入っていて、それが聖書の冒頭にある「創世記」を読んでるのでえらく戸惑う。新興宗教かよ!と思ったり、この屈託のない混ざりっぷりがイマドキの台湾なのかもしれぬ。
この時点では素朴なコーラス曲というか、優しいラブソングが多い。三曲目の「愛呢」などは綺麗な曲。


今現在のS.H.EにみられるCOOL(酷)さはこのアルバムではまだ見い出せない。「ふつうのアイドル」らしい子供っぽさと可愛らしさ。まあ、楽曲が凝り過ぎな現在よりもシンプルな作りなので、静かな夜に聴くには向いているとは思う。


■付録VCDには海外遠征での映像のひとつに、東京でテレ朝スタジオ入りの短いカットが入っていた。それよりもEllaのウサギの顔真似(鼻をヒクヒク動かす)がインパクトでか過ぎ!芸人の器のでかいこと。