前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

天使のウインク

昔視て気に入った映画からグダグダ出力。
ゴッドアーミー 悪の天使(1995年米国:原題THE PROPHECY:GOD'S ARMY)
ウィキ記事に詳細な内容が書かれている。のでストーリーは割愛。


日本で公開される洋画作品を観る観客は、キリスト教文化の影響から逃れる事は非常に困難だと思う。ヒネリにしろパロディにしろ、基本があってのことだし。アフリカ・マリ映画の「ひかり」はその点で新鮮だった。
宗派や解釈は無数にあると思うけど、この作品では守護天使は神と人間の間に居て「神の軍隊」という役割も持つている。天使たちは中性ながらマフィア風の容貌で、音も無く止まり木に留る禿鷹のように座っている。
大天使ガブリエルが長年の「神」からの放置や、人間への嫉妬から人間界で謀反を起す。好んで残虐行為を繰り返した米軍特殊部隊大佐の死体から魂を喰らったり、それを奪い合う天使VS天使に、地獄は二つ要らないと言って悪魔の堕天使ルシファーが人間側に味方する構図がとても「爽快」。巻き込まれるアメリカ先住民の少女には迷惑千万だけど、先住民の宗教世界は「悪魔祓い」のシーンのみ。踏んだり蹴ったり映画撮ったり。