前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

「ふ」の国で三題噺

NHK-BSで放送中の世界の人気番組を紹介するネクスト NEXT』3回分の印象をメモ。


フィンランド


 
紹介された番組を視ると、真夏の中高年ダンス会場中継とか、落ちついてるというより、日本の編集がなかったら退屈で悶絶するだろう北欧のイメージ。スタジオゲスト側から政治風刺のCGアニメ番組を褒める発言も続いたけど、どこまで表現をしているのかNHKのフィルターでよく判らない。
ムーミンの生まれた国らしく、妖精が主人公の子供むけ長寿番組(実写)もあった。ムーミントロールと同じ尻尾があるだけで、風体がナチュラリストというかホームレスのおじさんなんですけど・・・。



ブータン


 
7年前に国王の命で解禁されたテレビ放送。国営放送のニュース番組と国産ドラマの製作現場まで取材されたいた。国営放送は日本とインドからの援助で作られたとのこと。
日本の技術援助が役に立っている、という前提でこの紹介番組が作られている感じ。
ゲストの留学生が言っていたように、「先にテレビとビデオデッキで映画を視たり」してたのだから、超娯楽のインド映画やメイドインジャパンのエロVCDとかこっそり流通してても、不思議ではないはず。その辺の話はかすりもせずに、子供へのテレビの影響を語られていたけど、王国内での厳しい規制の話にはまったく触れていない。
国営放送で流される国産ラブソングの字幕は面白かったけど、それは他人事だからだろう。
「君はお寺のよう〜」「君は仏塔の〜」これって神聖・ピュアって事らしい。
若人達のデートスポットにお寺が使われているそうです。


フィリピン 


ダンサーチームが番組中踊り続け、現ナマが飛び交うクイズ番組バラエティ(お涙頂戴も)。司会者がスタジオ観覧者にマイクを向けながら、片手で寄付金を集めてもいる。10人に1人が海外で働いているフィリピンならではのメッセージもあり。


スタジオゲストが100人以上も出演する生の音楽番組のドタバタを取材したり。
毎回ある人の人生を再現ドラマでお送りする番組で、現在人気シンガーの女性の貧しい少女時代とデビュー前の「整形」が描かれていて、これには驚く。美談なのか??