エナック
- 作者: 浜井幸子
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2005/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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聴き取りに答える露天商も老若男女と様々で、天性の商人だったり初心者だったり。カシュガルのバザールでリヤカーに載せた鍵(〜2元)と香水(5元)を売る元農民は市街地拡張で農地を取られたそう。国営企業をリストラされた年配女性も露天で物を売って居る。男は帽子〜女性のスカーフのかぶり方アレコレのイラスト◎
気になる物件を突然メモ
代書屋 一枚につき 2元
電話屋 1分0.4元で0.1元が儲け
岩塩売り 1キロ1.2〜2元 産地は巴楚県にある山
床屋の散髪あれこれ、2元〜 (自分はイエチョンで)
弦楽器屋 タンブーラ&ドタール 1ヶ約350元〜(ここ数年のレートは1元=約14円前後)
各地の都市計画で雑多な地区の商店や露天商が追い出され、代わりに屋根つき箱物の新バザールがとって変わる。
何の保証も無く追い出された店の人々の怒りと、清潔になった街を歓迎する一般の住民の声が書かれている。表紙カバー裏に載っている写真、ラグメンをすする老人の表情もユーモラス。