前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

迷える仔羊のインフレ

世界各国の人気番組を伝えるNHK BS「ネクスト」NEXT。録画分からニュージーランド編を視る。ゲストは全員が観光大使かと思うほど発言がナニだったけど。国内放映の25%の番組が国産という中から四本紹介された。そのうち3番組を書き出し。


「Mai Time 」
 ご当地自慢に先住民マオリ族の文化をさりげなく入れる若者向け番組。スタジオの白人系ゲストが「〜あんまり興味なかった」と素直に言ってくれて、なんだか救われた。NZでもタテマエの多文化主義と、先住民文化の継承が迷走中なのだろうか。過去言及日記■


「Animal House」
動物警察に似た組織。SPCAという非政府の動物虐待防止協会が、家畜の乱暴な移動や、ペットの放置・虐待を見つけては警告指導するもの。「日本でも欲しいですね〜」という声も巷では聞かれるけど、具体的になると躊躇する飼い主も多そう。もっともこちらも動物虐待にはアンテナ「さよならじっけんしつブログ」 経由で知るのみ。


「The Big Experiment」大きな実験
去年05年夏に4回シリーズで放映された番組。健常者が車椅子にのって障害者の視点を持つとか、男女交代(具体的には説明なし)するとか、紹介された回は、メイクで白人が有色人種になって生活を体験する。女性はアジア系に、男性は中東系に変身していた。一応独特の仕草や英語訛りを教わっているのは用意周到だったけど、特殊メイクが拙い感じ。顔が不自然なので、これで洋服店での店員の客への対応が無視されても「人種差別」とは言い難い。


ただ、これに似た主旨のアメリカの番組は町山氏のTBSラジオ「ストリーム」コラムの花道ポッドキャスト4月4日分に紹介されている。黒人と白人家族が特殊メイクで入れ替わって生活する番組。こちらはメイクが相当巧かったらしい。(今も聴けます・多分)なにしろ放映内容の紹介が強烈で忘れられない。


アバウトな【差別】は憎しみと嫉妬の混じったものではないかと。美白を含めて白人に憧れたり、白人に認められたい&ほめられたい病は、有色人種の一定の割合で共通するのかな?
でも名誉白人だと思い込んでる日本人に訊いてもねぇ〜。