前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

スタントマンとアーミッシュ

■ケーブルTVからナショナルジオグラフィックCH録画番組を二本視る。


[Stuntman in boliwood]過激!インドムービーを支えるスタントマン 
ハリウッドより多作で観客動員も多いインド映画の業界はどうにも世襲制が多い。スターはともかくスタントの場合はそれが父親の事故だったりするのは・・・・・・・替りは幾らでも居るから、と過酷なスタントの連続。走る貨物列車の隙間をバイクで飛び抜けるスタントにも、監督の「列車が無いと思え」とセリフが酷い。番組のなかでも実際に事故で無くなったりしたシーンの映画を三本挿入させていた。スクリーンから膨張するようなインド映画の強烈なエネルギーは、低賃金で過酷な現場をこなす代役やダンサー達によって成り立っている。それを描いたドキュメンタリー。


[Living in a PerfectWorld]完全自然主義に生きる人々

メキシコ国境で聖書に忠実に生きようと電化や機械文明を禁止した古い宗派の村を、幾つかの家族を通し〜ボリビア移住まで取材している。写真だけだと牧歌的なノスタルジアな風景。教会の戒律は厳しく、部分的に電化を部分容認している村と完全禁止の村まで別れて、更に海外移住と開拓へ信徒の心は揺らいでいる。健康そうな子供たちも旅人目線で見ると微笑ましいが、実際はTVラジオ娯楽やスポーツが禁止されているので、早くからアル中になってしまうケースも多いという。学校では聖書しか教えない。授業風景も良く取材許可が下りたなと関心する。 
低地ドイツ語を話すメノナイト派と字幕で紹介されている。検索したらMennoniteメノー派ともいい映画「刑事ジョンブック 目撃者」などで有名になったアーミッシュもその流れの分派だと知る。


電化が禁止されている村で歯科医をしている婦人の抜歯は本当にイタそう。彼女が子供連れで町へ薬などの買い出しに行く、昼食中ハンバーガーショップのTVで流れているのが日本のアニメ「ドクタースランプ」ソバカスだらけの息子が放心状態で観ている。