前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

ICE MAN

NHK BS1の世界の人気番組を紹介する「ネクスト」録画分を見る。
アイスマン殺人」 2005年BBC制作 
1991年ヨーロッパアルプスで見つかった約5300年前の凍結ミイラを、各界の専門家と最新科学の分析で調べて14年間に判った事【ふもとの老羊飼い論⇒(銅の斧を持っている特別な人間)ヨソモノ論⇒(激しい戦闘の跡)村の長老で戦士論】と、この3通りの豪華な想定再現ドラマも番組に挿入されていた。胃の内容物から、鹿の燻製か干し肉、パンらしいヒトツブ小麦。水分と一緒に入った花粉の特定から、4〜5月の春の出来事とのこと。


今世紀に入ってからはCTスキャンの解析で、アイスマンの背中に矢じりが刺さっている事が判明!矢じりの形はアルプス地方の南側に見られる形状。ボロボロの衣服の残骸からは4人分の他人の血液の痕跡が見つかった。←物騒だな!所持品にも他人の血液が検出されてた。手の深い傷は16時間以内のもの。(約5300年前の春の16時間以内前という「結果」もスゴイ)
永久歯が育つ段階で残った成分からその個人が育った地域の水質が特定でき、生活範囲は60キロ圏内という事が新たに判った。こんなことも判るのか〜と驚く驚く。


時代は違うが、「泥炭人」の遺体といいヨーロッパはどうにも血生臭い。
ドラマの村人達の言語の種類について説明が欲しかった。


アイスマンの画像と解説があるサイト⇒ 「ミイラの語りかけるもの」(5000年前の男)