前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

日本人嫌いを増やすメディア

東京に真夏到来。屋外仕事で二の腕は赤銅色。


昨晩放送のボクシング試合について話を振られたので思い出し。
昔タイを旅していた時に、同じような疑惑の判定がタイ人ボクサーと日本人との試合中継で行なわれたらしく、安宿の隣部屋のタイ人に「ふぁっきん・じゃぱにーず!」と罵られた。金で何でも買えるという日本人のイメージは蔓延していたし、微笑みの裏には「女を買いに来た」という決め付け。日本人だからと現地での理不尽な八つ当たりに、こちらもいちいち怒って返すという、長い旅の始まり。


観光地から離れると、おおよそノンビリした人々が多かった1ヶ月だった。今思うと児童労働をあちこちで観掛けたのに、あの慣れてしまう旅人感覚はなんなのか。
ビルマラオス国境に近いチェンライという街では旧日本軍の軍票などガラクタが露天で売られていた。シワだらけの老婆が何語かわからない呟きとボディーランゲージで自分に何かを訴えようとする。途端に向こうの橋から旧日本軍の銃撃する姿が脳裏に浮かぶ。阿鼻叫喚の現場を枯れた老婆が気迫で訴えて来る。


こんな記憶を掘り起こしてくれた八百長試合と「ドラマのTBS」に感謝。