女房はハルビンの中国人

『女房はハルビンの中国人―中国・北の街の生活と事件簿』
高倉順二（著）2001年刊

中国東北部関連の本の出版は｢満州」後に激減する。大連の暮らしとか現代の今を書いている本は少ない。数冊読んだなかで面白かった一冊。
著者は中年から中国留学し、現地で結婚。国際結婚手続きの大変さや、喧嘩の絶えない生活のドタバタぶりはタイトル通り。
TV番組や地方紙での事件記事を原文と共に紹介して、この９０年代後半の社会情勢に言及もしている。豚の餌に医療廃棄物とか衣食住のスリルとサスペンスも満載。

市場に溢れるコピー商品の数々と対策の攻防あれこれは、唸る事多数。
東北訛りで北京語の四声が変わるというのも、聴いてはいたけど旅に覚悟が・・・。

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