ヤプーズ『ダダダイズム』
戸川純のヤプーズを知ったのは90年頃で、ライブは一度行ったのみ。スタンダップ形式で前半分のファンは全身を揺らしてノリノリ(死語?)後ろ半分の客は大切なものを視る様な静まり鑑賞。自分はその分岐点に居た。
- アーティスト: YAPOOS
- 出版社/メーカー: Pヴァインレコード
- 発売日: 2003/04/10
- メディア: CD
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1曲目の「君の代」は今週の国歌に推奨。
ファーストにしてベストアルバムな出来だった「ヤプ-ズ計画」再リリース物 での「バーバラ・セクサロイド」はブレードランナーと家畜人ヤプーを混濁したやうな世界で、ハイテク&白人コンプレックスの国歌にも好し。「ロリータ108号」はかなりアザトイ感じ、でもライブは良ござんした。華奢な女の子に「ひと夏の経験」を歌わせるアイドル産業の生贄国家を連想。
7曲目の「NOT DEAD LUNA 」は戸川純版「人生いろいろ」。(塩〜酸も飲んだしぃ〜♪)二枚後に出された『HYS』収録曲の「赤い花の満開の下」ではより優しくなってます。
9曲目の「コンドルが飛んでくる」とめどない情動と愛のランナーズハイを謡うは狂女。
ラスト曲の「テーマ」はヤプーズのテーマ、というか自分達の活動への巷の風評と非難GOGOを呪っている。上等だぜ!と居直りながらも、突き抜けた感じが少なくてファンとしても困る。『ダイヤルYを廻せ!』のラスト曲「赤い戦車」が自分にとってはヤプーズのテーマ。