前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

先週分に感想を書いた本「ブランドなんかいらない」の第六章 増殖するスーパーブランド にスタバも書かれている。
都会のリラクゼーションオアシスなイメージを定着させたスターバックス・・・・の店舗展開にクラスター方式を紹介している。特定地域に集中的に新店舗を出していくもので、店同士が食い合って一軒あたりの売り上げ自体は減るが、総店舗の売り上げは上げていく。バイトの勤務体系をまるで在庫管理の様に無駄なく待機させたり、店舗を移動させるシステム、時給切り下げまでしている(米国内)。
クラスター(群れ)でライバル店を襲う『カニバリゼーション』というもので、量販店ウォルマートなどの「大きさ」で攻勢するものと衝撃度は同じものだとしている。
他のコラムニストの名言も紹介「幼稚園中に毛ジラミが広がるようなものだ」


言い切りの爽快さに笑ってしまう。


同じくナオミ・クライン著「貧困と不正を〜」の『プラハ』の稿で書かれている箇所を紹介。

今週出合ったチェコの若者の多くは、自分達の共産主義と資本主義の直接的な経験から、二つのシステムには共通するところがあると言う。どちらも少数の手に権力を集中させ、どちらも市民を一人前の人間以下のように扱う。共産主義は人々を潜在的な生産者としてのみ見、資本主義は潜在的な消費者としてのみ見る。


今やなんとか主義だらけの絡み合ってる世界にあって、言いえて妙。


『抗議行動の封じ込め』の稿で、ケベックでの抗議デモの描写に、なぜか笑いのツボがひとつ。

自由の女神の格好をして竹馬に乗っていた女性は、フェンスに近づいたとき、水大砲でひざを狙われた。


げ・・・・・・・・・・・・・・。