前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

鯨の踊り・鶴の鳴き声

余力があったので、帰宅後また自転車で東京駅八重洲ブックセンター近くのアイヌ文化交流センターへ月例講座を聴きに行く。


講師の貝澤真紀さんは自分と同世代ながら、子供の頃から二風谷のアイヌ民芸店で看板娘をしているとか。ひとに聴かせる玄人話術を持っている。大入り満員でした。
自身が撮影した村の冬の日常風景をビデオで視せて、中で子供にアイヌの早口言葉を言ってみせたり、家族の編みの仕事場を映していた。ビデオの後は口琴ムックリで『ど根性ガエル』を演奏?したり、アイヌ刺繍のパターンを講座参加者に折り紙で切り絵体験させたり、一緒に歌ってみる歌や踊りのサワリ幾つか。実物持参でオヒョウの皮を生地や糸へ加工する行程など。その他盛り沢山。怒涛の90分間だった。


時にずいぶんな態度の観光客を相手にしても、即差別とは呼ばない。
外側から怪訝そうに視ないで、いっしょに色々やってみて楽しんで。それが貝澤さんの講座にも見られた。