前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

兵器と文明 そのバロック的現在の退廃

兵器と文明―そのバロック的現在の退廃
80年代に書かれたアメリカ軍事技術と運用の重大な問題を指摘している本。戦闘機、戦車など高性能の新型になるほど開発費と単価が高騰していく現象(バロック化)と、精密化した部品の多さで、一機あたりの平均故障率が数分単位、メンテと部品交換の効率の悪さという驚く内容が書かれていた。空母に乗っている艦載機も実際の稼働率は4割程度なのだとか。全面戦争など技術的にあり得ない事が判る。短期集中で在庫一斉セールな作戦を組む米軍の手法がここでも読み取れる。