前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

日本のムスリム社会

日本のムスリム社会 (ちくま新書) 
関東近県在住のイスラム教徒たちの様々なモスクやムサッラー(一時礼拝所)を訪ねて生活実態など調査している本。やはり在住ムスリムの実数の把握は難しいとか。
古いモスクは別にして、90年頃からプレハブから雑居ビルなどを100人単位で資金を出し合い買い取って、新しいモスクを造っている。彼らの生活の支え合いの場にもなっていることが取材でわかる。


以前アジア理解講座で知った話だと、モスクはキリスト教の教会と違って専任の指導者を置かずに、むしろ機会があれば数多くのモスクに行ってそこで祈りなさいという方針なのだとか。商売のネットワークも広がるのが特徴。


91年頃からイラン人が日本へ大量に入国した時期があった。東京の何箇所で集まっているのをよく見かけたが、来日した大多数が現地では高学歴出身者だったことが書かれている。彼ら個人の才能はこの国で無視されただろうと今頃思う。


宗教的安全食品を扱うハラールフードの店が都内でも結構な件数ある模様。そのうち新鮮な肉を買いに行こうかなと・・・