前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

民主化の為にムシャクシャして


最近経済や時事ネタのメルマガは殆ど開いてもいないのだけど、20日分に届いた田中宇の国際ニュース解説からの『ホロコーストをめぐる戦い』を読んだ。読者も多くて自分が駄文を書く必要もないけど、モヤモヤ感が長年晴れない案件なので出力してみる。


主旨は欧米で当時のユダヤ人の犠牲者数を再検証しようとか、多過ぎるとか疑念を述べるだけでも出版禁止や不当逮捕を受けるという事実を積み重ねて伝える。話をイラクにも繋げている。



個人的にはアウシュビッツなど平和の伝道に定番な物件は苦手。
極東のこの地でもメディアで人情話ユダヤ人を救った外交官とか、当時から日本の外交官は内向きで今も世襲制に近い集団なのは『感動秘話』から外されてるし。日本が加害者側としてやった数々の犯行よりも、何故ナチの言説や犯行に詳しくならなければいけないのか、ハリウッド映画などでの扱いもウンザリ感は拭えない。


20世紀は第二次大戦で終わったわけではないのに、その後イスラエルパレスチナを迫害する側になったこと、西ドイツからの巨額戦後賠償金が領土拡張と軍備に廻される事はまず報道されない。
ドイツは戦後反省して日本は反省していない、とか常套句がある。が、国連軍としてユーゴ空爆に参加し市民の住む街を爆撃したドイツは平和の為に殺したのか。なんだそりゃ。