前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

サイボーグ技術が人類を変える

久々に観たTV番組、先々週のNHKスペシャル「サイボーグ技術が人類を変える」の断片的な映像が頭から離れない。放映後も番組の補足と感想などがサイトで進行中。
http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/sci/index.php


上海から始まる神経工学レポート、腕を失ったひとに残った神経からの微弱電流(脳からの指令)で精密義手を動かす研究開発。
脳に聴覚神経用ワイヤーを入れる人工内耳の一般普及ぶり。
生活困難な痙攣が起こる難病の脳部位に手術で電極を入れ電気信号を送って動作を制御する事例。
手足が動かない患者の脳にケーブルを埋め込んで、家電のリモコンからPCモニタのマウス動作まで行なう実例。術中の事故もリスクが多いのだろうが、


それより同じ流れで実験動物としてのサルまで映像が流されたことに衝撃。身動きが取れない状態でロボットアームで餌を口まで運ぶシーンのみ、流石にこの先は視聴者から批難の声も来るかと自粛したのか。


被災地での救助活動にとCCDカメラ搭載のネズミを脳電極コントロールで左右と迷路を走らせる研究者。あの笑顔は未だわたくしに透き通った不快を与えてくれる。


立花隆、時に妖怪の気で深刻な患者と接するのでカド立たない(私観だっての)


この技術開発はここ数年進展しているとか。
戦場の兵士にこの技術を適用すれば、と米軍の動向でレポートは終わる。現時点では技術への過大評価な気もするが、最後に「戦争キライ」でいつもの日常へ戻る視聴者が多過ぎたのではないかと、要らぬ心配。