前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

 チベット白書

チベット白書 改訂新版」を読み返し。 
英国議会人権擁護グループ報告を翻訳、後半はチベット問題を考える会の日本人読者向け解説。
中国が侵攻した1950〜1983年の間にチベットで犠牲になった死者数は120万人と書かれている。ダラムサラの亡命政府発表と欧米で報道されている数とか。スターリンによる犠牲者数同様にこの辺の数字は正確か難しい。勿論、直接処刑された数ではなく政策によって起きた飢餓の死者を入れた数も入る。スターリン、毛それぞれの政権での犠牲者数は1千万人以上なのは大雑把に言えるのだろう。


ただ欧米の常識として紹介されているチベットの120万人、当時の人口の1/6もの犠牲者数というのは事実なのか疑問が残る。中国側主張する南京虐殺犠牲者数が30万人という数と重なってしまう。アピールするための底上げか、万単位なのは恐らく事実なのだろうけど、いつも思う事はこの辺の桁に下駄を履かせる必要も無いと思うのだが・・・。
安直にもアイヌに考えが及ぶ。