前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

「ストライキ」エイゼンシュタイン監督

上海で買った映像ソフトのうち、エイゼンシュタイン監督の『ストライキ』を観る。日本では「戦艦ポチョムキン」しか観れないのじゃないか?古典のDVDが日本円で170円しない正品、もはや買うしかなかった。中露英と字幕なしモードが選べる。80分以上の長編とは知らず、重い映像を見てしまう。1924年製作の最新鋭の映像技法はどれも凝っていて飽きないのだけれど、メッセージが尖っていて辛い。「観客を映画拳骨で殴る」とはこの事か・・・。太った工場経営者の資本家と、虐げられる労働者達の対立図は今や受け入れられないだろう。
それでもひとつひとつのモンタージュ手法は、今も映像のお手本だろう。