前略。スターリン(旧ソ猫を噛む)

好きなドキュメンタリーと音楽と旅を楽しむ前提で原発の今

都市のノイズ

鶯谷駅にて

秋の日差し気温快適。仕事に甘えあり。
   ヘタウマな壁絵→

自転車通勤を再開して思う、東京の都市の静かさ、嗅覚の無味乾燥感。旅行前は車のクラクションひとつでイラついたものが、今は道路の静けさや、排ガスが臭わない(現時点)事に驚く。


89年の初上海は、悪臭と尖ったノイズの連続だった。それが今はエライ変わり様。残飯の匂いが大通りではしないし、不思議なことに中国各地で見た大量の黒い煙を吐く車が皆無。上海地区のガソリン成分規制でも厳しいのか?
北京オリンピックを目標に、都会のマナー向上委員会の広報がもの凄い。路に唾を吐かない、服をめくってお腹を出さない、等々
それでも生活の匂いは細い通りには残っていた。


新疆ウイグルで悩まされたのは、クラクションの煩さ*1昔はもっと好かったらしいホータンのバザールでは、通りの両側を店が埋め尽くし、そこを無理やり路線バスからバイクがクラクションを鳴らしっ放しで走っていた。カシュガルの騒音には、それまでの溜まったストレスが許容を超えてしまい苦しむ。道端で焼く串焼きのケバブの煙は至る所もの凄い、ホータンの排ガスには遂に喉をヤられた。このせいで後のカイラス巡礼で酷い目に合う。


中国本土は長距離バスなど暴走しながらクラクションを鳴らす。北京では路線バスも歩合制なのか、爆走と客の呼び込みの繰り返し。
チベットは相対的に車の量が少ない、特に西。それでもラサなどの都会の交差点でも、クラクションはあまり聞かれなかった。民族性の違いなのかな?

*1:走行中の追い抜き時、煽りなども鳴らしっ放し、タクシーやバイクタクシーの「乗ってけアピール」などウルサイ