活力と疲労の両輪
10年ほど前、夏をインドで過して今頃の季節に東京の安アパートに帰ってみたら、畳が高熱で歪んでいた。いや今回は大丈夫、予想外は中がカビだらけの冷蔵庫。赤い斑が洗剤でも消えない。月曜からのいつもの日常へ向けて雑事に追われる。まだ何処かの招待所に居るような錯覚も、いづれ消えるだろう。旅先で世話になった人たちへ、つたないお礼の手紙を出すまでは、落ち着かないところ。
今月で終わる「板橋富士見日記」で真夏の東京の空を後追いで観る。
自らも1300枚強のデジカメ写真の整理などやってみる。旅先で買ったお菓子の袋や食堂の食事など、やたらと撮って来た。
街角のスローガン看板などは、そこに居ると当たり前の様に見えてしまい、あまり撮っていなかった。名所旧跡では、月並みなアングルでカメラを構えながら観光とは なんぞやと自問する連続。